フロントフォークはSachs製となり、アウターチューブのカラーリングがホワイトになりました。Evo2T Factory MY’14モデルから採用されたロッドの短縮化を継承し軽量化を実現しています。

Sachs製新型リアリアショックはガスとオイルのセパレートシステムを従来までの同軸型から同心型へ変更。
ガススペースが増加し、走行による温度変化への安定性とフリクション低減に成功しました。またガス注入バルブが標準装備され、ショックのオーバーホール作業が簡素化さました。

燃料コックはノブの配置を変更しライダーのアクセスが容易に。これにより燃料ホースの短縮にもなり、シンプルな構造となりました。

Evo2T250/300に採用された新しいフライホイル、12極型ステーターコイルによりさまざまな新機能が導入されました。新型フライホイルは重量マスが増加しエンジントルク特性の自由度を高めています。12極型ステーターコイルから発生される電力は冷却システムを最適な状態で稼動させ、十分な冷却能力を発揮。新型フライホイルカバーはマグネシウム合金で構成され、フライホイル室内のシール性向上のためガスケットが追加されました。

Evo2TMY’14ファクトリーモデルから採用された新形状エキゾーストマニホールドと延長されたサイレンサーを装備。エキゾーストノイズを低減しつつ、高回転の伸びと低回転でのトルクを確保しています。

Evo2T250/300はEvo2T300 Factory MY’14で導入されたクランクウェブ及びクランクピンを大径化した新設計クランクシャフトを採用。同様に1次減速比も変更され、素早く確実なギアチェンジ及びウォーターポンプ機構、ファイナルドライブ（ピニオンクラウン）、プライマリドライブにより総合的に最適なギアレシオとなっています。これにより、ギアへのトルクの伝達をサポートし、クーラントサーキットスピードの向上と、クラッチの操作フィーリングを改善しています。

2015Betaシリーズを象徴するホワイトを基調としたNewグラフィック。