全日本トライアル最終戦結果報告

2013 全日本トライアル選手権 第7戦 東北大会
開催日:10月27日 開催地:キョウセイドライバーズランド 天候:晴れ 気温 16°C
競技方式:12 セクション×2ラップ 持ち時間4時間
参戦クラス:国際A級 出走台数:35台
車両:BETA EVO 2T300
競技結果:4位(減点数17点 クリーン数14個)

成田亮競技リポート
昨年も最終戦でチャンピオン争いをしましたが、今年のほうが有利な状況です。BETAも最高の仕上がり、ランキングでは2位に16点差をつけていました。ずっと準備を続けてきた自信があります。でもやっぱりもしものことを考えてしまうものです。
大会前日は雨で最悪の路面状況でした。前半は人工ロック、人工物セクションで始まり、すべりやすい斜面や苔むした岩という流れ。

大会当日は晴れましたが、滑りやすいコンディション。
1ラップ目、第1から窮屈なセクションでやりずらさがあって思わず1点のミス。第2は滑る人工ロックセクション。3点でアウトできればいい状況でしたが、新しいラインを見つけて1点。第3で1点。良い出だしで今日は狙えると思いました。第6で3点になりましたが残りは全てクリーンして、1ラップ目はトータル減点6点。

途中でわずかに雨が降った2ラップ目、第1から第5までに小さなミスを重ねてトータルで5点取ってしまった。第6で3点。減点を増やしてしまったとは思っていましたが、自分の走りに影響はありません。第10は滑る岩盤でのキャンバーターンが難しく、狙ったラインに入れず3点。結局2ラップ目はトータル11点を取り、合計17点で大会を終えました。自分としては2ラップ目の第3の2点はまずかったと思います。プレッシャーはありましたが、それで走りがおかしくなったわけではなく、むしろ最後までしっかり走れて完全燃焼ができました。

昨年はランキング3位以内を目標にした結果が2位だったので、今年ははっきりとチャンピオンを狙いました。
自分の場合、IAチャンピオンは大変なことでした。全てを出し切って取りました。僕は何年か前に自分の弱点を自分で正しく理解できたと思っています。それからは的を得た努力ができるようになって、大会ではスタートからゴールまでほぼ同じパフォーマンスで走れるようになりました。それでも完璧に走れるわけはないし、勝つことは大変だから、練習は週1回ですが、日常のトレーニングを含めてずっと全日本で勝つこと、そして大事なのはチャンピオンだと考えて行動をしました。今年からBETAへ乗り換えてMotivationを高めて、すぐにセッティングも探せて信頼できるバイクで走れたこともとても大事でした。
応援してくれた全ての方に感謝しています。

リザルト(MFJ レース情報)
http://www.mfj.or.jp/user/contents/race_result2013/trial/result/13_r7_ia.html

2013年間ランキング
http://www.mfj.or.jp/user/contents/race_result2013/trial/rating/pdf/13_r7_rank.pdf

HAZARDBREAKERS トライアル国際A級 成田亮